糖類と糖質と炭水化物について

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血糖値を操作している方にとって、糖質制限は一般的になってきている今日この頃ですが、ちょっとした勘違いで大きな間違いを起こしてしまう危険な表示に満ち溢れているのをご存知ですか?

炭水化物は糖質と植物繊維を合計した物だと言う事はご存知だと思いますが、糖質と糖類の違いを知っている方は結構少ないようです。

せっかく努力して栄養管理を行っていてもその違いに気付けないだけで何十グラムも糖質を多く摂取してしまう場合もありますから注意が必要です。

① 糖質 = 糖類 + 糖質

② 炭水化物 = 糖類 + 糖質 + 植物繊維

この①と②の式は糖質と炭水化物の式になります。

糖類は「単糖類」「二糖類」の事を指し

単糖類:ぶどう糖、果糖etc

二糖類:砂糖、乳糖、麦芽糖etc

などが分類されています。

次に糖質は「三糖類以上の多糖類」「糖アルコール」「その他」に分類されていて

三糖類以上の多糖類:オリゴ糖、デキストリン、でんぷんetc

糖アルコール:還元麦芽糖水飴、エリスリトール、キシリトール、マルチトールetc

その他 :アセスルファムK、スクラロース (甘味料)、クエン酸、クエン酸ナトリウム(酸味料)etc

などに分類されています。

ここで一つの成分表示を挙げてみると

この図では飴ちゃん1個につき「炭水化物3.5g」と「糖類0g」の表示がされています。

表示に足りないのは「糖質」と「植物繊維」。

原材料名の欄を見てみると「 還元麦芽糖水飴 」などの表示がある事がわかります。

要するに「糖類」は0gだけど「糖質」は0gでは無いという事になりますね。

飴ちゃんは故意に混ぜなければ食物繊維は入っていないので、この商品の糖質は1個につき3.5gである事が分かります。

商品の表紙には「ノンシュガー」と大きく書いてありますし、成分表には「糖類0g」と表記されているので、糖質0gだと勘違いしてしまう消費者は多いのではないかと思います。

悪意があるのか無いのかは不明ですが、糖類と糖質と炭水化物の関係性については注意しておきたいと思います。