断食によるプラスの効果

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一昔前までは、1日3食規則正しい生活が健康の第一とされてきましたが、最近の研究結果では現代人は食べ過ぎだとの結論が主流になりつつあるようです。

そこで最近話題に上るのが「断食」や「プチ断食」と言った食を断つ 「ファスティング」 健康法です。

健康法としての断食には2つの側面があります。

1つ目は、摂取カロリーを控える事によるダイエット効果

2つ目は、休ませる事による臓器の回復効果

断食では食を断ちますので、基本的に摂取カロリーは0になります。もちろん、お茶やコーヒーには少ないですけどエネルギーや炭水化物が含まれているので完全に0にはなりません。

しかし、普段の摂取カロリーと比較すればほぼ0になると考えて良いレベルなので、ダイエット効果は絶大です。

ちなみに、脂肪1gあたり9kclaのエネルギーを持っています。贅肉の中には水分なども含まれるので、脂肪を燃焼して1kgのダイエットを達成するには約7200kcalの消費行動が必要になります。

1日の必要摂取カロリーは、活動量の少ない成人女性の場合はで1400~2000kcal、男性は2200±200kcal程度が目安とされているので、1kgのダイエットには4日間程の断食が必要な計算になります。

これを逆算して、1ヶ月で1kgの脂肪燃焼を考えるのであれば1日に240kcal。平均的な摂取カロリーであれば。おおよそ板チョコ1個分の摂取カロリーを控えれば可能なことになります。

個人的な感想になりますが、摂取制限ダイエットでは、毎回食べる量を減らす方法よりも、1食抜きにする方法の方が断然楽です。お菓子などで経験する事ですが、食べ始めると中枢神経が刺激されて止まらなくなってしまいますからね…

なので断食によるダイエットは続かない方や意志の弱い方にも成し遂げやすいダイエットだと思います。

体重の事ばかり話がいってしまいましたが、実は断食によるプラス効果で一番嬉しいのが2つ目の「休ませる事による臓器の回復効果」になります。

人が食べ物を摂取してから消化に掛かる時間は、胃の中で約3~5時間、小腸の中で約5~8時間、胃に食べ物が入り、肛門から排泄されるまで約40時間かかると言われています。

人間ドックなどで腸の中を綺麗にして検査を受けた後、最初の排便まで2日程掛かることを考えれば、この数字はほぼ正確なのではと思います。

また人の体は習慣として、排泄行動を朝4時から昼12時まで、消化行動を昼12時から夜20時まで、吸収行動を夜20時から翌日の朝4時までに行うと研究結果が出されています。

これらの事を考えてみると、夜早めに食事を済ませて翌日の朝ごはんを抜き、昼まで断食する「16時間断食」は理にかなっているのではないでしょうか?

最後に「断食によるプラスの効果」のまとめ

①摂取カロリーを抑えることによる減量効果

②絶食時間により内臓を休ませることができる

③余分な脂肪が燃焼するので体が綺麗になる

④断食により体が危機管理を行い自然治癒力が向上する