PCの起動時に電源が落ちるを繰り返す

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今回、新しい自作PCを作る切っ掛けとなった、起動時にPCの電源が落ちて、また起動を繰り返す原因が判明しました。

まずは症状をもう少し詳しく…

軽度の症状が現れたのは今月に入ってからです。

私はPCの電源コンセントと液晶モニタの電源コードを3口コンセント(一般的な1500wまでのもの)を経由して一つのケーブルにまとめ、そのケーブルを雷サージ付きの6口タップ(各口に電源スイッチがついているもの)に接続して電源を確保しています(下のようなものです)。

LEDランプスイッチ付タップ 耐雷サージ機能6個口

就寝前にはPCをシャットダウンし電源が落ちたら、タップについている電源スイッチをOFF。翌朝PCを立ち上げる際にタップで電源スイッチをONにするような使用状況でした。

ある日、いつも通りにPCの電源を入れたところ、起動して数十秒後に電源が落ちると言った症状に会いました。

その時は、時間を少々置いた後に普通に起動したので特に問題視することもありませんでした。

そして先日、上記の症状(起動時にPCの電源が落ちて、また起動を繰り返す)が本格化。

仕事で使用している手前、起動しないと仕事ができなくなります。

サブマシン(Core 2 Duo T5250)は消費電力だけを考慮した低スペックマシンなので仕事ではちょっと負荷に耐えられそうもなく…

保険として新しPC(Ryzen 5 2400G)を組むことにしました。

そして、昨日ようやくPCパーツが全部届いたので組み立て。

SSDをクローンコピーして起動を確認できたので、バラして本格的に原因を調べることにしました。

部品を一つずつマザーボードから外しテスターを使って確認していきます。マザーボードのコンデンサもすこぶる元気(笑)

すべてのPCパーツに異常はありませんでした。

そう、原因はPCパーツの故障ではなく…

CPUクーラーに埃が溜まっていた

事が原因でした。

それも凄い量…

写真撮り忘れてたのでお見せできないのが残念ですが

自分の使っているCPUクーラーは純正ではなく、冷却用のヒートシンクが板状に重なり合っている物(Thermaltake製 Contac29)ですが、その隙間に埃が入り込んで完全に風の通り道を塞いでいました。

上の写真がThermaltake製CPUクーラーのContac29を後ろから見た画像です。

この隙間が埃で埋まって風の通りがすごく悪くなっていました。

この埃を掃除機や綿棒・竹串などをつかってゆっくり取り除いて掃除してやると、不調の原因は完全になくなりました。

これなら、新しいPC組まなくてもよかった気がします…

さすがに10年近くなると、粉塵フィルター付けていても埃驚くほど溜まるんだなぁ…と

普段PCケースを開けた時に埃掃除はするのですが、このCPUクーラーはメモリのそばでとても見にくいので放置していました。

同じような症状にお困りの方いらしたら、CPUクーラーも原因になっているかもしれませんね。

今回のPC不調の原因

設置されているCPUクーラーのヒートシンク目詰まりにより、CPUクーラーの送風がヒートシンクを通り抜けなくなった。
それが原因でCPUの温度が上昇し、マザーボードの安全装置が働いてPCの電源を落としていた。
なお、電源スイッチはONのままなので、再起動を繰り返し、今回の不調に繋がったと予想される。

そのほかに、同症状が起きる原因をまとめました。

起動後立ち上がり中に電源が落ちる原因

・グラフィックボードの故障・接触不良
・マザーボードに設置されているコンデンサの初期不良
・電源の寿命や初期故障による電力不安定
・CPUに塗ってあるグリスが消耗した事によりCPU温度が上昇
・BIOS設定が毀損した事による誤動作
・その他、拡張スロット設置ボードの故障・接触不良
・CPUクーラーの故障・接触不良

ざっと、こんなものですかね?

何かの参考になっていただければ幸いです。